【新唐人2014年5月2日】かつてアメリカで販売されたハロウィンの装飾品から、法輪功学習者への迫害など、中国の労働教養所の過酷な実態を明かす手紙が発見されました。実は最近、ニューヨークの高級百貨店、サックス・フィフス・アベニューで買い物をした客も、中国から来たSOSの手紙を発見しました。
28歳のウィルソンさんは2012年9月、サックス・フィフス・アベニューで長靴を1足買いましたが、最近になって、SOSの手紙を発見しました。
トナイン・エマニュエル・エヌジュン(Tohnain Emmanuel Njong)と青いインクで署名された手紙には、一番上に「ヘルプ」と大きく書かれ、男性の写真とEメールも付いていました。
彼は手紙で、7000マイル離れた大陸の刑務所にいる服役囚だが、毎日、13時間も奴隷のように働かされていると述べ、大陸の刑務所の実態を明かしました。その紙袋はまさに、その刑務所の工場で生産されました。
驚いたウィルソンさんはすぐに、ワシントンの人権組織「労働改造基金会」に渡しました。基金会はEメールで手紙の主を探しましたが、見つかりませんでした。
その後、ニューヨークのあるニュースサイトがエヌジュンさんの行方を突き止めました。去年12月に釈放され、今はドバイで働いています。
エヌジュンさんは深セン市で英語を教えていましたが、2011年に逮捕され、詐欺罪で起訴されたものの、本人は否認しました。服役期間中、彼は5通のSOSの手紙を書き、百貨店の紙袋の中に入れました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/30/atext1106625.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/工)